
イベント当日風景
ファンへCDを手渡しする生駒里奈
乃木坂46の冠番組「乃木坂工事中」を広島ホームテレビ様と協力して放送しております。
(毎週水曜日 深夜2時15分~)
番組放送継続できるよう、ぜひ乃木坂関連商品はフタバ図書でお求めください。
2016年3月10日から、のぎざ化計画のTwitterアカウントを立ち上げました。
https://twitter.com/futaba_nogi
2015年の12月から、広島ホームテレビの「乃木坂工事中」でスポンサーになって以降
全国から激励メールや、「こういう事を実現してほしい」という提案メールをいただいております。
情報発信だけでなく、皆様の声に対する回答もTwiiter上で行っていきますので、
よろしくお願いいたします。
(実験的な立ち上げですので、皆さんの反応を見ながら運用方針を考えていきたいと思います)
「AKB48」の公式ライバルとして結成されたアイドルグループです。
グループ名の「乃木坂」は、最終オーディション会場の「SME乃木坂ビル」に由来します。
「46」の由来に関しては、
『AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み(秋元康氏)』から。
読み方は“ノギザカフォーティシックス”。
メンバーは全国規模のオーディションにより、38,934人の応募の中からスターティングメンバーとして36人が選ばれました。
乃木坂46公式Facebook 説明文より引用
2018年4月25日に20thシングル「シンクロニシティ」が発売。
複合書店であるフタバ図書の通販サイト「フタバブックス」が、なぜ乃木坂46を応援していて、
少なからずネットニュースなどで話題にされるようになったのか…。
2015年以降、音楽関係者をはじめ、特に社外の方々から質問を受けるようになりました。
「フタバブックスはなぜ乃木坂46を猛プッシュするのですか」
「フタバブックスの担当者が職権乱用しているのではないか」→ある意味で正解です
「フタバさん、頑張りすぎ」
色々な質問・ご意見を受ける中で、質問をされる方々の共通点が1つあることに気づきました。
それはネットニュースなども含め、もともと乃木坂46に少なからず興味や知識を持っている方々だということでした。
しかしながら、フタバ図書やフタバブックスを利用される方には、乃木坂46を全く知らない方もいます。
乃木坂46の魅力は後述しますが、小売業をしているからには「良いものは良い!」とオススメしたい想いが根底にあります。
既存のユーザー顧客を取り合うような事をするのではなく、乃木坂46のファンをフタバでしかできない方法で、
純粋に増やしていけたらなと考えております。
フタバブックスの担当者が乃木坂46を知り、応援するようになる過程をお伝えすることで、
乃木坂46の魅力が少しでも多くの方に伝われば幸いです。
2015年3月25日 フタバブックス事務局
CD商品部の担当者から、「ちょっとネットで実現可能かどうか検討してほしい」と話があったのが
2014年11月下旬でした。それは、乃木坂46というアイドルグループが、2015年の1月に1stアルバムを出すということで、
全国で選ばれた10法人でCD販売合戦を行って盛り上げる『10福チェーン初売り合戦』という企画でした。
メンバーが10チームに分かれ、全国のCDショップ10チェーンの応援団となって、アルバムをファンの方に手渡しする
この企画は事前に各法人にてアルバムをご予約頂いた方が、アルバム発売日の前日に、Zepp東京でメンバーから商品を
直接手渡しして貰えるというもの。
ファンへCDを手渡しする生駒里奈
色々な条件がありまして、フタバブックスの場合はシステムの制限もあることから、
最初は「実施は無理」とCD商品部の担当者には返答をしました。その頃も乃木坂46の存在は知っていましたが
どういったメンバーがいて、どんな活動をしているのかは全く知りませんでした。
翌週になって、再度担当者から詳しい説明がきまして、実現できる方向でとにかく方法を考えてほしいという
強い要望がきました。そこでやっと本腰を入れて、どういった運用をすればイベント参加が可能なのかを考え
これで問題ないだろうというプランができるのに3日かけたと記憶しています。
今にして思えば、そこで時間をかけたことで、後に作成することになる「イベントまとめページ」の作成基盤になったと
感じています。
乃木坂46を知らなかったので、よりユーザー目線で捉える事が出来たのではないでしょうか。
『10福チェーン初売り合戦』の応援メンバーを、ニコニコ生放送でドラフト会議を行い決めるという話が、
2014年12月に入って聞きました。
その頃から乃木坂46の事を少しは勉強しておかないといけないなと考えるようになり、公式サイトを見るようになりました。
第一印象としては「みんな凄く若いな」ということと、同じ制服を着ているのに(当時は緑基調の10thシングル版制服)
みんな個性的なんだなという印象でした。
完全に担当者の好みですが、橋本奈々未さんと、中元日芽香さんは特に印象に残りました。
2014年12月18日、10福チェーンの応援メンバーを決めるドラフト会議がニコニコ生放送で行われました。
私は仕事の関係で、リアルタイムでは見れなかったため、タイムシフト予約で見たのですが、
先にネット掲示板などで情報を見ていたので、「フタバじいさんって誰だ?」とか、「パネル3枚って何のこと?」
という頭の中が???だらけの状態で視聴しました。
10福神(当時の乃木坂46の選抜TOP10だと考えてください)から生駒里奈さんが指名されるのは知ってましたが、
他の3名が完全にくじ引きだったため、メンバー決定となった際には「ん?誰だ?」という感想でした。
と同時に、番組放送中に孤軍奮闘されていた佐々木琴子さんは印象に残りましたし、
「こんなに美少女なのに研究生って、乃木坂46はどんだけ層が厚いんだよ!」とも思いました。
前列右から佐々木琴子、弊社の今村。後列右から山崎怜奈、生駒里奈、鈴木絢音。
ファンの方々も言われていましたが、素朴で優しそうなメンバーが選ばれたので
フタバ図書のイメージにとても合っていたのではないかと思います。
また研究生3人が選ばれたことで、研究生、アンダー、選抜という組織体系にも
注目するようになり乃木坂46自体を掘り下げて勉強するきっかけにもなったと、
今では思っています。
その中で、ネット経由ではありますが乃木坂46ファンの様々な反応を見る事ができ、
これだけのメンバーがいると、誰を推すかでファンも喧嘩したり、ギスギスしているものかと
考えていましたが、そういったことがなく、皆さん大変ピュアで真摯に応援しているのだなと
感じました。そして、そういったファンの方々に対して何かフタバブックスとして
応えられるものはないのかと考えるようになりました。
ドラフト会議が明けて、翌日の朝。前日のドラフト会議を受けたネット掲示板で「イベントの詳細を知りたい」という
意見がちらほら出ていることに気づきました。乃木坂46の運営サイドも大変苦労されたと思いますが、
やはり初めて行うイベントということで、少なからず困惑はあったようです。
左から生駒里奈、山崎怜奈、鈴木絢音、佐々木琴子。TV取材も行われイベントは大盛況で幕を閉じた。
10福チェーン関係者は、企画書を何度も読み返していましたので内容を熟知していましたが、
一般ユーザーはそうではない。でもCDを予約し、お渡し会に参加するのは皆さんなわけで、
イベントを成功させるためにはどうしたら良いのか…というようなことを会社の朝礼中に考えていたところ、
「全部分かっている人間が、ポイントをおさえてユーザー目線で説明すればいい」
という当たり前な事に気づきました。
企画を立案した立場だと、なかなか客観視することは難しいと思います。
小売店はメーカーとユーザーの間に立てる唯一の存在ですので、こういったイベントで
一番考えなければならないのは実は小売店なのではないかと考えています。
ただ、そのような発想をさせてくれているのは、まぎれもなくピュアで真摯な乃木坂46ファンの皆さんがいるからです。
まとめページを作成した際に、どのくらいのユーザーが見てくれるのかは全く意識していませんでした。
そういう意味では、自己満足からのスタートだったかもしれません。
しかしながら、あっという間にネット掲示板やSNSで拡散され、数日で数千人の方々に見ていただけました。
また、ネットを通じてたくさんの御礼をいただきました。ネット通販サイトを2年以上運営してきましたが、
ネットの情報拡散能力には、ただただ驚くばかりでした。
と、同時に10福チェーン対抗戦のイベントが1月6日のお渡し会で終了することを考えると、
このまま終わってしまって良いのか?という考えが頭をよぎりました。
イベントが終了しても乃木坂46は走り続けますし、応援するファンも走り続けるわけです。
フタバからすると「たくさんCD売れたね。はい終わり」という事で本当にいいのかどうか。
ユーザーの期待に応えるってなんだろう。ここまで応援されている乃木坂46っていったい何なんだ?
と、色んな事が頭の中をグルグルとめぐっていきました。
具体的に何をするのか全く決めていませんでしたが、何かしないといけないという漠然した想いだけで
10福チェーン対抗戦のイベントは終わりましたが、引き続きフタバ図書は フタバ図書らしい方法で乃木坂46を応援していきます。
この宣言をフタバブックス上で行いました。
(色んなアイデア自体はありましたが、具体化されているものは2015年1月上旬時点で何もありませんでした)
乃木坂46の魅力ですが、多くの事は乃木坂ファンから教えていただいたと思っています。
「アイドル」というジャンルでいくと、「可愛い」「綺麗」「スタイルいい」「踊りがうまい」などの
視覚に訴えてくるものが強いと最初は考えていました。
ただ乃木坂46の場合でいくと、年齢層が若く、現役の高校生もいます。
私から見れば、娘にいてもおかしくない年齢の方もいるわけで、そういったお嬢さん達を
どう見ていったらいいのか…という実にしょうもない発想になってしまうわけですが、
乃木坂ファンの発言を見ていると、ちょっと様子が違うんですね。
「昨日放送された乃木どこ(「乃木坂って、どこ」という冠番組)で、○○の切り返し方が超面白かった」とか
「○○のブログでこうこう、こういう発言してたけど、やっぱり頭いい子だよな」とか
うわべだけの感想ではなく、メンバーひとりひとりが、どんな状況にあって、どんな想いで話をしていて
今こういう活動をしているけど、本人がこういう仕事が将来やりたいと言っているから、ここを頑張ってほしい…
というように、とにかく深いというか、家族愛のような暖かい目で見ているということがよく分かりました。
そういった想いにさせる乃木坂46ってなんだろうと私なりに考えてみますと、
「発展途上」と「一生懸命さ」だと考えています。
あくまで個人的な意見なので、そこはご容赦いただきたいのですが、もともと乃木坂46はAKB48のライバルとして
結成されています。ですので、どうしても”AKBありき”として当初は特に見られてきたと思います。
そういった状況下で、36名のダイヤの原石が選ばれたわけで、今でこそ飛ぶ鳥を落とす勢いのある乃木坂46ですが
当初は特に、思春期の女の子も多い中で、何にあがいていいのかも分からない状況で走り続けてきたのだと思います。
メンバーの皆様は誰一人として現状に満足されていないと思いますが、3年間「乃木坂46という女の子」が自立するべく
頑張って一生懸命に走り続けてきたのは、評価されてしかるべき事なのではないでしょうか。
私はアラフォ-世代なので、アイドル=昭和のアイドルというイメージが強くて、可愛いけど歌も踊りも全然…
みたいな固定観念が当初ありました。
そういうイメージでいくと、乃木坂46は「アイドル」ではなく「乃木坂46」という新しいジャンルだと考えるべきです。
歌や踊りだけでなく、女性誌の専属モデルもいますし、映画やドラマに役者として出ているメンバーもいます。
現役学生が多く、読書家も多い。知的な印象があり、バラエティ番組などでも活躍しています。
将棋が好きな子もいれば、苔が好きな子もいるし、料理が得意だったり、アニメのコスプレもしたりする。
よくもまぁ、こんなにバラバラな女の子達を揃えたものだなと思いますが、その子達がステージでは一つになって
乃木坂46というエンターテイメントを作り上げるわけです。
そして彼女たちの凄いところは、ライブだけでなく、普段の活動一つ一つが一生懸命で、がむしゃらに走っている姿が
それだけでエンターテイメントとして成立していることだと思います。
乃木坂46メンバーの中でもセンターをめぐるポジション争いはあるでしょうし、アンダーから選抜に入りたいという
純粋な欲求もあると思います。そういった人間らしい心の葛藤みたいなものも、ユーザーからすると無性に応援したくなる
要素だと思います。
これからも良い意味で期待を裏切り続けて、私たちが見たことのない世界へ連れていっていただきたいなと思います。
フタバブックスが乃木坂46を応援する理由は以上です。