乃木坂46特集

大人の社会科見学~乃木坂と走る~

ここ2年ほどですが、「広島のぎざ化計画」と称して様々な活動を行ってきました。
イベント企画した立場としては、メンバー本人に来ていただけるイベントが2016年内にできて
良かったと思っています。
ただ、弊社や担当者だけで盛り上げていくわけではなく、今までの活動が周りに対して
プラスの連鎖反応となって、広島県全体が盛り上がってくれたら嬉しいなという想いで動いてきました。

2016年は特に乃木坂46が急成長した年だったと感じています。
彼女たちの才能や個性が世に知れ渡っていくことで、弊社同様に乃木坂46と関わる企業が増えてきました。
今回は特別企画ということで「どういった企業が乃木坂46が起用しているか」ということだけでなく、
その企業が何を考え、どういった思いで仕事に向き合っているのかを知ってもらいたく取材を実施しました。
特に若い世代の方々には、色んな仕事があることを知ってもらいたいですし、普段は目に見えないところでも
たくさんの方々が色んなものを支えているという事を、少しでも感じていただけると幸いです。

※今後、不定期に取り上げていく予定です。

2016年12月13日 フタバ図書 吉賀

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【特集1】広島県庁商工労働局に訊く!

乃木坂46の中元日芽香、和田まあやがスペシャルサポーターを務める
ビジネスプランコンテスト「びっくり!広島」を企画・運営されている
イノベーション推進チームの増廣浩二さん、山崎弘学さんにお話を伺いました。

イノベーション推進チーム
写真左:増廣浩二さん 写真右:山崎弘学さん

-本日はよろしくお願いいたします。
まず、イノベーション推進チームが所属している「商工労働局」という組織について伺います。
みなさんは、どういった役割のお仕事をされているのでしょうか。

○「観光」や「ブランド推進」という仕事は、県民の皆さんにも馴染みの深いところではないでしょうか。
例えば、瀬戸内しまなみ海道を舞台に、国内外から数千人の参加者を迎えて行う国際サイクリング大会
「サイクリングしまなみ」やPerfumeさんや奥田民夫さんを起用した 「泣ける!広島県」「カンパイ!広島県」
といった観光プロモーションはご存じの方も多いと思います。

サイクリングしまなみ
写真:「サイクリングしまなみ」の様子

他にも「(広島県外からの)企業の誘致」や「職業能力の開発」、「産業人材の育成」、今話題の「働き方改革」、
そして私たちが所属する産業振興部門などがあります。
商工労働局全体で見ると、「経済活動に関わる、人・モノ・お金の流れを円滑にするお手伝い」が主な仕事です。
また、各部署は一貫して「イノベーション」というテーマを掲げており、商工労働局をあげて新しい価値の創出に努力しています。

-全体のテーマとも重なりますが、「イノベーション推進チーム」は具体的にどのような役割を担っておられるのでしょうか。

○イノベーションを通じた産業振興です。新たな経済成長に向けて県内産業を活性化させるために
「イノベーションが次々と起こるような事業環境を整備する」というのが我々のミッションです。

「イノベーション」とは”新結合”です、色んな人と人が交わって、共に切磋琢磨しながら
何かを生み出していくお手伝いができればと考えています。
その結果として、付加価値の高い仕事が作られ、そこで雇用が生まれ、得たお金で充実した余暇を送る。
そうした欲張りなライフスタイルを経済面から後押しすることが目的です。
県内の企業でいえば、カルビーさんやダイソーさん、アスカネットさんが代表的な例ですかね。
こうしたイノベーティブでインパクトのある企業をこれからも生み出していきたいと考えています。

また、イノベーション推進チームの中には、「創業支援」を担当するグループもあります。
「ひろしま創業サポートセンター」を設置し、創業前の段階から色々な相談にのって事業計画を一緒に作ったり、
実際に創業されてからの経営課題を一緒になって考えていくような活動を行っています。

さらに、イノベ―ティブな発想を身に付けようと、様々な企画を実施しています。
例えばITエンジニアやデザイナーが集まって短期集中でITプロダクトをつくる「ハッカソン」や
中高生を対象にした「プログラミングキャンプ」、企業内の若手イノベーター30人が約4か月で新しい事業計画を考える
「イノベーターズ100」などなどです。どれも非常にチャレンジングでワクワクする企画です!

イノベーターズ100
写真:「イノベーターズ100」の様子

-イノベーション推進チームが発足して、何年くらいでしょうか。

○1年半くらい…まだ2年目ですね。
もともと産業振興を担当していた「産業政策課」と、ものづくり産業の支援を担っていた「次世代産業課」が合併して
「イノベーション推進チーム」になりました。(ポッと新しく生まれた部署ではないんです。)
より一層、分野・業種別の特徴を生かした産業振興政策の立案を、イノベーションを意識しながら行う部署…ということになります。

-「創業支援」ということでは、まだ2年目ということではありますが実際に誕生した企業というのはあるのでしょうか。

○「ひろしま創業サポートセンター」は平成25年に設置しており、現在4年目になります。
年間で300件以上の創業をサポートしている実績があり、さらに2016年は例年にないハイペースで件数が伸びてきており、
徐々に盛り上がりを見せています。

「ひろしま創業サポートセンター」では,専門家による支援に加えて,創業までに必要なこと、
またそれに沿った支援内容をわかりやすく紹介するため、創業ストーリーを漫画にした冊子を配ったりしています。
また、地域の金融機関さんも、経済の新陳代謝に向けて創業を前向きにサポートされています。
こうした動きからみても、創業というものに対する県内の支援環境が整ってきていると思います。

創業サポート冊子
写真:創業ストーリーの漫画冊子より

-凄い数ですね。広島県外の方が広島で創業されるケースも含まれているのでしょうか。

○ありますよ。例えば、他県から観光で尾道に来られた方が気に入られて、尾道で創業されるケースなどがあります。

-創業そのものも重要なことですが、個人的にはその後の展開が気になります。
店は出せました。でも翌年に倒産しました…では意味がないですよね。
支援した結果どうなったかという後日談まであると、非常に分かりやすいと思います。

○そうですね。県庁はやるまでは熱心なのですが、結果の報告にはあまり力を入れてきませんでした。
今、県庁を挙げてそうした“成果”までを含めてきちんと広報するよう努力しているところです。

例えば、今回のビジネスプランコンテストも今年(1回目)参加される方と、来年(2回目)参加される方とでは
参加者層が違うと考えています。
好奇心が旺盛な方は、全く未知のものでも(=今回のイベント)参加していただけますが、
さらに多くの人を巻き込んでいこうと思うと、今回のコンテストの内容をきちんと広報し、ある種の安心感を提供することで、
興味・関心のある人たちをつかまえていかなくてはいけません。

-広島県職員として、「広島県」は実際にビジネスを行ううえでどういった環境だと感じておられますか。
例えば店舗を構える小売業の視点で言うと、広島県は土地が狭いですよね。
地価が高いという課題もあり、場所の確保が非常に難しいです。物価も比較的高いと感じています。
「新しいもの好きだけど、冷めやすい」という県民性もなかなか難しいところです。

○おっしゃるとおりだと思います。
広島県は良くも悪くも「ものづくり県」です。
一方、福岡県はサービス産業が盛んで、新しい店やサービスが生まれるサイクルが早いのが特徴です。
広島県は「マツダ」に代表されるような歴史あるものづくり企業が多く、逆にいうと、産業の新陳代謝はあまり活発ではないと思います。

ですので「変化への感受性」という点では、福岡に比べると少し落ち着いたところがあるのかもしれません。
テストマーケティングで広島が選ばれるという話もよく聞きますし。(広島県人がウケれば全国でもウケる!?)
また、地理的にも中国・四国地方で最も発達した都市であり、隣県との競争が激しくないのも影響しているかもしれませんね。

ただ、以前は広島があって福岡があってという東から西への流れがあったわけですが、福岡の勢いが凄いので、
広島を飛ばして福岡で何か企画・イベントを行うことも少なくない状況です。(支店の設置やコンサートなどなど。)

こうした具合に、もともと創業数が多い福岡と比べると、まだまだ広島は動きが鈍いところがあります。
ただ、広島は県民所得という面で見ると非常に安定しているので「住みやすさ」という点ではメリットもあると思います。
そういうメリットを生かして、どちらかというと保守的な方が多い土地柄ではありますけど、
そこへどういった方法で新しさを提案できるかというのが大事です。そういったアイデアが色々出てくると、
非常に面白い県になるのではないでしょうか。

-ある意味「一長一短」という感じでしょうか。

○福岡は広島にはなれないし、広島も福岡にはなれないと思います。
広島県ならではの起業や創業、新しいビジネスの可能性というものがどこにあるのかといったことは、我々も自問自答しているとことです。

-その中の取り組みとして「ビジネスプランコンテスト」もあるわけですね。
「びっくり!広島」の企画内容を教えてください。

元々、知事の湯﨑は、アスカ・ネットワークスという通信会社を設立した起業家なんですね。
広島はものづくり基盤がしっかりしていて地域としては安定しているかもしれないけど、
これからは新しいものを生み出していかないといずれ衰退してしまう…という強い危機感があります。

新しいものを生み出すには多くのイノベーティブな人材が必要なのですが、そうした人材の裾野をどんどん広げる、
今まで起業に興味や関心がなかった層をどんどん巻き込んでいこうということで、今回、高校生以上を対象にした
ビジネスプランコンテストを開催することになりました。

びっくり!広島
写真左:乃木坂46 和田まあや 写真中央:湯崎県知事 写真右:乃木坂46 中元日芽香

機運醸成といいますか、「みんなが思っているより、新しいことをやるのって難しいことじゃないよ、一緒にやってみようよ!!」
というのがコンテストの実施に込めたメッセージです。

-キャッチーなコピー(びっくり!広島)を使われたのも、関心を高める手段の一つなわけですね。

コンテストへ参加することに対する敷居を下げる、気軽な参加を呼びかける一方で、世界を“びっくり”させるような
高い視点で物事を考えてほしいという願いを込めています。
広島といった小さな枠に収まることなく、世界をびっくりさせるアイデアが出てきて欲しいと思います。

-スペシャルサポーターとして乃木坂46のメンバーを起用されていますが、その狙いはどこにあるのですか?

今回は、(自治体が開催するときによくある)広島県内に応募を限定しておらず、全国から参加していただけるわけです。
ターゲットの高校生・大学生に向けてどうやってPRしようかと考えたときに、そうした層に対して、
すでに知名度や人気がある人に一緒にコミットしていただいて情報発信してもらうのがいいかなと考えました。

そこで、このコンテストのもう一つの特徴であるグループ参加の推奨という点も加味して、
チームのメンバー同士で切磋琢磨しながら、一生懸命、自分たちを高めていらっしゃる「乃木坂46」の活動イメージが
合うのではないかなと感じました。

乃木坂46のメンバーの中には広島県出身の中元日芽香さんと和田まあやさんがいらっしゃるので、
お二人にスペシャルゲストでの参画を打診しましたところ、快く引き受けてくださり、今回の共演が現実のものとなったわけです。

-実際にグランプリをとったからといって、起業できるかというと、そこは非常に難しいとも思いますが、実際どうなのでしょうか。

○正直、我々も今回のコンテストの事業プランがすぐに実行できるレベルのものにはならないと思っています。
そもそも今回のコンテストはチャレンジする人の裾野を広げるのが主な目的なので、ビジネスプランの完成度そのものではなく、
アイデアの斬新さや新しい視点の発見といったことを重要視しています。
ビジネスプランコンテストは他にも、キャンパスベンチャーグランプリや広島ベンチャー助成金といったより企画の完成度を
重視するタイプのものもあるため、我々のコンテストを入口に、そうした他のコンテストへステップアップしていていただければいいですね。

応募チラシ
写真:「びっくり!広島」募集チラシ(乃木坂バージョン)

ファイナルプレゼンテーション(3月26日in県立広島大学)は一般公開いたしますので、学生の皆さんが考えたアイデアを聞きに、
ぜひファイナルプレゼンテーションを取材しにお越しください(笑)

-企画に対する目的や意義というものを広く伝えることは本当に難しいとお話を聞いていて改めて感じました。
情報発信の方法が多様化していてもやはりここは難しいですね。

○個人的な見解ですが、県庁は自分たちが考えている以上に情報発信力が低いと感じています。
例えば「県庁のホームページを見ていますか?」と若い人に聞いても手を挙げる人はほとんどいないのではないでしょうか(苦笑)
(私自身、転居とか出産などのライフイベントの時に市役所のホームページを覗くぐらいです。)

ですから、自分たちが色々と企画しても、きちんと伝える努力をしないと、なかなか皆さんには届きません。
そこで、普段から県庁の仕事に理解を示して関心を持っていただくことが大事(「人と人のつながり」が財産)だとも考え、
いろんな場所で積極的につながり作りをしています。
この前も広島大学で行われている「おもしろラボ」という学生のコミュニティでお話しさせていただく機会を頂戴し、
こうした一連のビジョンや取組について議論させていただきました。

このコンテストは、県内6大学から9名の学生サポーターが集まって手伝ってくれています。
これも単に、「サポーターを募集します」という告知だけでしたら集まらなかったと思います。
実際にあらゆる伝手を使って学生のところへ足を運び、コンセプトを説明して、取り組みに共感いただいく。
そうすると、今度はその学生がハブとなって色々な拡散が起こるわけです。
やっぱり人って「この人が言っているから行ってみよう」という信頼があって行動するものではないでしょうか。
広島のセミナーにも80件近い応募がありましたが、これもサポートしてくれた学生たちのおかげと感謝しています。

-情報発信力の低さということは、広島県庁だけでなく、弊社も含めた他の企業も感じていることではないかと思います。
我々も店舗を構えてお客様を待つ「待ち営業」は通用しなくなってきており、いかにしてお客様を店頭に誘導するのか、
魅力を外部へ発信するかというのが課題です。

○湯﨑知事からも、「県庁の仕事は(例えばあるイベントを)企画して実行するのは得意だが、ちゃんと広報したり、
結果をPRしたりといったことまで目が届いていない。」と就任時にお叱りを受けました。
広報やマーケティングという概念がそもそもないよね…と。
ですので、今、広報課では、そうした専門家を外部からお招きして、県庁全体としての広報戦略などを強化しているところです。
まだまだ道半ばではありますが(苦笑)

-評価ということですと、例えば小売業であれば「売上」であったり「粗利」であったりと分かりやすい指標があると思うのですが、
県庁の事業成果を判断するような指標を設けるのは非常に難しいように感じます。

○目標設定というのはあります。
事業をより良いものにしていくにはPDCA(計画→行動→確認→改善)をまわしていかなければなりませんから。
ただ、その目標設定が難しいですね。
例えば「創業」というテーマであれば、国が提示している起業率10%という目標があります。
それに対して、ひろしま創業サポートセンターが300件以上実績を上げたと言っても、全体から見れば小さな数字です。

計算上は、起業率10%=5000件程度(雇用保険適用事業所数)の創業件数が必要になるわけですが、
それを全て県が直接支援できるかというと…それは現実的ではありません。

企業の場合ですと、売り上げ目標や予算があって、それを全て社内で管理できるわけですが、
県の場合は「自分たちがやる目標」と「社会的な目標」という2つの指標があると理解してください。
創業ですと年間300件というのが事業としての目標です。ただ、それだけで満足してはダメで、この事業をテコにして、
社会としてここ(開業率10%)までいきましょう…という考え方をしています。

しかし「事業目標」がどの程度「社会的目標」に影響するかを測るのは非常に難しい点です。
そんななかにおいて、絶えずその2つの目標を意識しながら、自分たちがどこまでできたかということをモニタリングして、
事業をまわし、反省しながら次に活かしています。

-極論を言えば、300件は自分たちで何とかしなさいと。残りの4700件はイノベーションの力で何とかしなさいと
上に言われているような感じですよね。大変だ…。そのご苦労…なんとなく分かります。

○(苦笑) 全体のゴールに向かって県庁が先頭を走ることで、他からズズズッとみんながついてきて裾野が広がっていく…
そんなフロントランナーとしての旗印的なところを県が担っていくのかなと思います。

-仕事をされていて感じる達成感や苦労というものは具体的にありますか?

○総務や財政などの部署は直接外に出て自分たちで事業を行うことはありません。
(もちろん内部で重要な仕事を担当されていますよ)
それに比べるとイノベーション推進チームは、実際に外に出て色んな人を巻き込みながら企画を実行することができるわけです。
参加者のリアルな反応がダイレクトに返ってきます、そこが一番の醍醐味ですかね。

苦労という面では、繰り返しになりますが、やはりPR、どのようにして皆さんに開催計画や企画意図などを届ければいいのか
というのは悩みのタネです。

-そもそもなぜ県庁に就職を考えられたのでしょうか。

○増廣:
私は民間企業を経て県庁に入ったのですが、企業では、自分がやっていることが正しいと思って仕事をしていたんですが、
そのやり方とかで、多少疑問に感じることもあったんです。
自分にあった仕事や生き方をしたいなと思いまして、社会の仕組み作りに携われる、身近な存在の県庁を選んだという感じです。

○山崎:
(私は元々農林水産局の土木技師なのですが)大学で学んだ土木の知識を活かして、建設会社や設計会社などへの就職も考えましたが、
個別の構造物の設計・施工というよりは、“地域”という視点で広がりをもった開発計画を企画・立案・施工できたらと考え県庁に入庁しました。
(訳あって、現在は商工労働局に配属されていますが…)
また、民間企業は、売り上げや利益を達成しないと飯が食えない(失敗が許されない)世界ですよね。
県庁はリスクが高い取組でも(説明責任を果たした上で)チャレンジすることが出来るのも特徴的な点だと思います。

-目標設定の大変さはあると思いますが、民間から県庁に入って力を発揮される方もたくさんいるような気がしました。
民間企業も個々の取り組みでは限界を感じることがあります。我々小売業も、これだけ購入できるチャネルが増えている状況だと、
お客様からすればどこで買ってもいいわけです。
商品代金だけでなく、そこに利便性や何らかの付加価値を見出してサービス全体にお金を使うようになっており、
自分たちが新しいサービスを生み出していくという発想をしないと生き残れない時代です。

○広義な意味でいうところのアントレプレナーシップ(起業家精神)が大切です。
会社を起業するだけでなく、既存の会社の中で新しいビジネスを提案したり、地域や学校の課題に取り組んでみたり…
いろいろな分野や場所で県民1人1人が新しいことを始めれば、広島県全体、社会全体が盛り上がることになると思います。
我々としては、そういったところまで視野に入れながら、みなさんに起業家精神を発揮していただきたいと思います。
そんな広島県が実現したらいいですね。

-最後に、皆さんが目指す未来像を教えてください。

○広島県の10年後を展望した「ひろしま未来チャレンジビジョン」というものがあります。
「仕事でチャレンジ!暮らしをエンジョイ!活気あふれる広島県」ということで、仕事だけではなく、プライベートも含めて、
仕事も暮らしも二兎を追いながら充実したライフスタイルを実現する…ということを掲げています。

イノベーションというのは手段なので、それによって生まれた新しい価値や雇用が広島県全体の財産として良いものになって、
広島で暮らして良かったと心から思える広島県を実現していきたいです。

-それぞれで感じ方や生活の環境は違うわけで、充実したライフスタイルの定義も異なる状況で、
色んな方が満足できる社会を作ることは非常に難しいと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいなと思いました。
本日はありがとうございました。

2016年11月29日(火) 広島県庁商工労働局にて
聞き手:フタバ図書 吉賀真悟

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【特集2】個別指導Axisに訊く!

乃木坂46の中元日芽香をイメージキャラクターとして起用されている
個別指導Axis(アクシス)で広島県の責任者をされている小野慈朗さんにお話を伺いました。

Axis広島本部にて
写真:小野慈朗さん

-本日はよろしくお願いいたします。
御社の会社概要と小野様のお仕事内容を教えてください。

○弊社ワオ・コーポレーションは今年で40周年です。能開センターという集合塾の民間教育団体です。
塾の株式会社では比較的古株になると思います。

20年くらい前から個別指導というものに対してニーズが高まってきまして、
18年前に徳島県で実験的にスタートしたのが個別指導アクシスになります。

教室風景
写真:教室風景

私は2003年に広島に赴任してきまして、広島での校舎拡大ということが第一目的です。
私の仕事は広島全店舗の数字的マネジメントであったり、企画、運営、広報、人事…
そのあたりを管理しています。

-塾の広報というと、具体的にはどういったことになりますでしょうか。

○塾の広報というのは、他業種に比べると遅れていて
今であればWEBであったりSNSであったりとか、色んな分野でやっていこう…という話が一般的だと思いますが、
塾業界はまだ紙でチラシを作っていて、折込広告であったり、手配りで配るという流れが主流です。
どの時期に配るのか、キャンペーンをどのように実施するのか考えています。
ホームページの更新なども行っておりますよ。

-アクターズスクール広島を含めて、芸能分野に関わる人材を塾の広告塔として
起用する流れになったのは、どういった理由でしょうか。

○当初は私の私案から生まれたものでして、
広島アクターズスクールを運営しているのがテレビ新広島さんでした。
広島で校舎を拡大していくためには、何かしらテレビ局とは縁がほしかった
というのが当時の正直なところです。
私も広島に赴任するという段階で色々と調査をしまして、テレビ局でCMを流すというだけでなく、
出演する子も広島アクターズでやってしまうのが良いのでは?と考えてテレビ新広島さんに打診したわけです。

ダメ元だったのですが、意外にあっさりとOKが出まして…じゃあやろうと。
最初が2010年の3月に、当時のスクール生を全員(50~60名くらい)バスに乗せて
当時リニューアルした岡山県の新校舎で撮影をしました。

その時は、事前に子どもたちの顔を確認できるのが発表会用の写真1枚だけでしたので、
現場で撮影シーンにあった子を選んでいく感じですね。
その場で撮影する子を選んで「じゃあ、あの子撮ろう」みたいな。
その中で目立ったのが「鞘師里保」と「中元日芽香」。
2人は被写体として抜きん出ていました。

我々が望む表情として例えば、
「先生の話を熱心に聞いている顔をしてください」とか
「今は先生の冗談に笑っている、授業中楽しい感じの顔をしてください」とか
そういう要求に対して、その顔が出来たから目立っていたんだと思います。

-5、6年前だから中元さんも中学生ですし、鞘師さんはもっと小さかった頃ですよね。
アクターズにいたので普通の子よりも表現力はあったかもしれないですが、
そのスクール生の中でも才能があったわけですね。

○当時でいくと中元日芽香は「目力」が圧倒的に凄くて、鞘師さんは表情が非常にうまかった。

撮影の合間にアクターズの生徒さん同士は色々とおしゃべりをしているんですが、
休憩の時間に彼女たちは歌ったり踊りだしたりするんですよ。
その中に私が入っていって、
「どの子が将来スターになるか今からみんなで指さしてくれる?」
と聞いてみたら、鞘師さんか中元さんを指さしましたね。

鞘師さんはその後にモーニング娘の加入がすぐ決まって…という時期でしたけど、
子どもたちにも分かってるんやなぁと思いましたね。
みんなが一目置いている存在として2人がいたという感じです。

-二人ともアクターズでSPL∞ASHのメンバーでしたが、現メンバーからも
尊敬されている感じでしたね。

○中元さんは2010年と2011年にお世話になりました。
2011年は中元さんメインで撮影しましたね。
その何ヶ月か前にアクターズに入った花岡なつみという子が、
「この子は今後、ブレイクするぞ」という話を関係者から聞いておりまして
花岡さんにも撮影に参加してもらいました。

-元々は広島で校舎を増やすという命題があって、地元メディアとの関係強化として
アクターズとのコラボが実現したわけですが、今現在はどれくらいまで
校舎数が拡大したのでしょうか。

○Axis(アクシス)は広島で22校で、能開センターも入れると25校ですね。
目標は広島市内だけで30校です。毎週、物件探しに行っています。

Axis外観
写真:Axis外観

広島は土地が狭いのがネックですよね。だから地価も高いですし。
本当に場所を探すのが大変なのはよく分かります。
出校ペースとしてはどうなのでしょうか。

○早くはないと思います。
「広告の撮影せんと物件まわれ」と言われるかもしれません(苦笑)。

それは広報というかブランディングに関わる仕事をしていると
必ず誰かに言われることかもしれませんね。お気持ちよく分かります。
数値化しづらい部分の話ですよね。

○広島市内、その周辺圏で12校ですので、まずこれを20校にしていきたいです。

学習塾は基本的に独立型の校舎展開になるのでしょうか。
小売の場合はショッピングモールの中に入ってという選択肢もあるわけですが。

○ショッピングモールについては幸いにも声をかけていただいています。
ただ、なかなか実現するのに難しい点もあるんです。
営業時間の問題とか。モールは閉店するけども、子供はまだ自習している時間だったり。

ただショッピングモールの中で色んな業種が展開する流れは、全国的に広がっていますよね。
単独店舗を作らなくなった大手小売店も出てきましたし、特に広島は土地がないので
先々はそういったチャレンジをしていかないとダメなんじゃないかなと思います。

書店さんも物販販売の中では特殊な部分があると思うんです。
サービス業としての学習塾というのも独特のサービスなので
他のサービス業とは一括りにできない難しさはあります。
「子供が通いやすくないとダメ」となると「親もお迎えにきやすい場所でないとダメ」。
自転車で来るお子さまが大半なので、「駐輪場の確保ができる場所でないとダメ」とか。
「でも駅に近くないとダメ」とか。非常に難しいです。

18年前に集合教育から個別指導へサービス内容を拡大していく流れがあったと思いますが
お話を聞いている限りですと、そろそろ新しいサービスが出てくる時期になってきているのかな
という印象を受けました。
学習塾の新しい形態というか、ライフスタイルに合わせた勉強方法というか。
何かすでに考えられていることはあるんですか?

○まず弊社の取り組みとしては、ご自宅のパソコンとネットで繋いで、
勉強のサービスを提供する「オンライン家庭教師」というサービスは始まっています。
年々利用者数も増えています。

家庭教師というと、お子さまの家にあがるということになりますが、
今のご時勢だとなかなか難しくなってきているというのもあります。
オンラインで繋げるだけですと、色んなリスクが回避できます。

今、全国41都道府県に直営の校舎があるので、東京とか大阪とか京都とか
旧帝国大学がある地域にも展開しているんですね。
そういったところで旧帝大出身の講師を確保して、そこと全国のお子さまを繋げて
ハイレベルな授業が出来ているというのは、弊社の特徴になっていると思います。
完全に1対1ですし、パソコンで先生を見ながらやり取りをするということに
我々が思っている以上に、お子さまが順応できていると感じています。
本当に教室で授業を受けているような感じで勉強ができるわけです。

-インフラの整備が進んだというのも大きいと思いますね。

○先々では校舎そのものが必要にならなくなる時代がくるかもしれませんが、
ネットを活用した塾というのが、ここ数年で進んでいることは確かです。
弊社でも、そのあたりの開発を行っています。近々、ネットでの塾もオープンします。ご期待ください。

-広報の話に戻りますが、実際に校舎数が増えてきている状況でも
2017年用のポスターとして、引き続き中元日芽香を起用されたのはなぜでしょうか。

私は広島の広報活動に関しては、広島の若者を応援したいというのを柱に考えています。
カープという盛り上がりも今年はありましたけども、リーマンショック以降で
厳しい社会になっている中で、我々が塾として出来ることというのは、
「広島を応援しよう」ということなんです。特に若い子ですね。

-小野さんが気にかけられた方々は、皆さん羽ばたいていかれました。
一定の年齢までで広告塔にしなければならないというのも難しいことですね。

○中元さんも20歳になっていますし、美しい女性になっていますので
今後も引き続き…というのは考える必要があると思います。
来年(再来年用)の撮影は今は決定していません。
テレビ新広島さんの中では嬉しいことを言っていただいているのですが、
弊社の紙面でセンターをやった子は、みなさんデビューされているんですね。

-アクターズの中で登竜門的な位置づけになっているんでしょうね。

○撮影モデルのオーディションもたくさん受けていただきましたし、
そのような認識を持っていただいているのは非常に嬉しいです。
そういった形で我々がバックアップしていって、また巣立っていっていただけると、
我々も広島を応援していることになるのではないかと思います。

鞘師さんに最初に会ったのは小学5年生で、中元さんは中学2年でした。
「この子は将来くる…!」と思う子は、そのくらいの年齢でも
何か違うんでしょうね。花岡さんも最初から良かったです。
今回も今後の期待も込めてアクターズから数名撮影にお越しいただきました。

-アイドルや歌手として大成するかどうかと、御社の撮影では求められる能力も異なってきますよね。

○それは違うと思います。静止画の難しさというのもありますから。
広島の若い子たちを応援していくという点では、撮影だけでなく、
彼女たちがやるイベントのスポンサーをやるというのも1つの方法でしょうし
色々と方法はあると思いますし、やっていかないといけないなと思います。

-TSSプロダクションの方も言われていましたが、アクターズは学校なんですよね。
プロデュースしているわけではなくて、夢を追いかける手助けをしているというか。
そういった点では、人を育てるという両社が出会ったのは必然かもしれませんね。

○アクターズでダンスを頑張って、勉強をアクシスで頑張って
両方できる子を育てられないかなと考えています。
これはテレビ新広島さんとは毎年言っていることなんです。

両方が出来ないと芸能界でも大成はしないと思います。
アクターズさんと同じように子供たちを応援したい。

-最後に余談ですが、中元を撮影した際に髪型をポニーテールにされていますが、
これは何かこだわりがあるのでしょうか。

○これは正直に申しますと、私がポニーテール好きなんです(笑)。
まぁ…古くはおニャン子倶楽部の高井麻巳子、その相方のゆうゆ…ですね。
ポニーテール最強は高井麻巳子ですね。高めのポニーテール。

-なるほど。
本日はありがとうございました。

2016年11月24日(火) 個別指導Axis広島本部にて
聞き手:フタバ図書 吉賀真悟

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